高知さんさんテレビ

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第114回 高知さんさんテレビ 番組審議会議事録

日時
平成20年6月4日(水)14:00~15:30
場所
高知さんさんテレビ 2F 会議室
対象番組
イヌとバリケード ~過疎の山里に残された「未来」~
FNSドキュメンタリー大賞応募作品
高知さんさんテレビ制作
平成20年5月24日(土)13:00~13:55 放送

議事内容

  • (厳しい評価としては)高知県内の鳥獣被害の実態とその対策を淡々と映像化しており、都市生活者ではうかがい知ることが出来ない中山間地域における厳しい実態を描こうとしているが、感動しなかった。過疎の深刻さが伝わってこない。表現力が不足している。
  • 単にサルとシカによる被害とその対策を取り上げただけという印象だ。もっと数字を駆使し、他地域の実践例、行政や識者の考えなど多面的に取材して構成すべきで、データ不足である。タイトルもふさわしくない。獣害があるから過疎の人里に「未来がない」と断じるのは短絡だ。
  • 「田舎が困っている、年寄りしかいない、被害も出ている」といった事柄をイメージだけで見せるべきではない。大変だという現実を取り上げたいのなら、もっとデータを織り交ぜながら構成してもらいたい。消化不良で、足らないものが多すぎる。
  • (一方、評価する意見としては)非常に深刻な問題提起があったと受け止めている。あからさまな主張を差し控えたと思われる部分もあり、視る側で補完しながら読み解いていく必要がある。獣による人間への逆襲や過疎化の進行に伴う管理放棄された農地の行方など、鳥獣被害問題をテコとして、人間と環境の関係を問いただす番組だ。
  • 高知県における獣害とその対策を試みる実態が描かれており、ドキュメンタリーとして映像化して提示することそれ自体に意義を認める。中山間地域における問題の深刻さを改めて教えられた。
  • モンキードッグによるサルの排除は住民にとって「生存拡大」の試みであり、シカ被害防止のためのバリケード構築は「生活防衛」であると対比できる。企画の意図は理解できるが、過疎化の進行に対して「残された未来」と否定的結びになっている。「未来を創る条件は何か」という問題意識で、希望が持てるような構成にして欲しかった。
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